ざつ

SNSで呟くには長すぎる独り言。あとで見返して作品視聴当時の自分がどう感じたのかを知るための記録

龍が如く0 感想 神ゲー

今年の頭に龍が如く0をプレイしました。私は龍が如くシリーズをプレイしたことがない上、どういうゲームかはなんとなくでしか知らなかったので、非常に新鮮でした。私にとって、いまのところ今年一番のゲームでした(龍が如く0は今年の作品ではありませんが)。

 

以下ネタバレ含みます

 

 

ストーリー

このゲームのメインストーリーは素晴らしいです。章毎に引きが上手で続きがきになり、止め時を見失います。2章毎に主人公が桐生一馬と真島吾朗の二人を行き来するので片方の話の続きが気になると思ったら今度はもう片方のも気になってしまうという、興味を引き立てるのが上手い演出です。

どんでん返しも無理やりなものはなく、ストーリーを追っていれば納得できるようなものばかりです。プレイして気になった矛盾などはありませんでした。2人の主人公と関わる多くの人物が最終的に一つの場所に結びつく所は感心しました。カラの一坪からブレずに見事にまとめ上げられ、良い演出と演技が加わり、稀に見る完成度の高いシナリオでした。

少々気になった点をいくつか挙げるとすれば、牧村マコトが単独で堂島組に交渉しようとしたこと。交渉が決裂したら堂島組は間違いなく他所に土地を売らせるくらいならその場で始末してくるのは明白だと思います。復讐で目が曇り、自暴自棄になったのでしょうか。

他にも阿波野が真島をかばうのも唐突だったように感じました。もう少し阿波野を知る時間があれば、自然にできてたと思います。脅しのためだけに女性を射○した印象が強すぎてどうにも……。

 

 

エスト(サイドストーリー)

本筋のシナリオとは独立したサイドストーリーもクエストという形で楽しめます。ギャグ要素の強いものもあれば、悲しいものもあれば、両方含んだりもして、バラエティに富んでいます。個人的にマイコースピルバーグをパロったキャラが出てくるクエストが好きでした。

もっとも大きいサイドストーリーは、桐生の不動産と真島のキャバクラ経営でしょう。桐生の不動産は時間がかかりますが、真島のは好きなだけ進められます。真島の方が楽しかったですね。

 

キャラクター

このゲームはいいキャラクターが沢山でてきます。私の中で特に目立ったのは真島、錦山、久瀬ですね。

真島は登場時、スマートな支配人でしたが組から追放されたヤーさんで、必死に生き抜こうとする様はかっこよかったです。もっとも印象深かったシーンは、兄の仇を討とうとする牧村マコトをたこ焼きに誘う直前に一瞬だけ見せた辛そうな表情です。一瞬だからこそ光っていたシーンだと思います。

 

真島が1などでどういうキャラクターかは以前から知ってはいたので、てっきりマコトが回復しなかったり、老鬼を○してしまったりして精神が持たなかったことが原因だと思っていましたが、どちらのイベントも起こりませんでした。結局西谷の影響ってことでいいのですかね?

西谷もいいキャラでしたが、ちょっと登場が短かったのが惜しかったですね。共闘楽しみでした。

 

錦山は桐生を裏切りそうで裏切らなかった親友であり、もといきょうだいです。森の中での場面は名シーンでした。ゲームで泣くことはあまり経験しませんが、錦山の演技が感情に訴えかけてきました。

 

久瀬大作は当初ただの小物で一面のボス程度のキャラだと思っていましたが、対峙する回数も多く、桐生の成長を大いに助けた人物だと思います。物語のあらゆる時点で主人公に何度も食いつくキャラは、下手をすれば鬱陶しいだけなのですが、彼は魅力的に描かれていたため気になりませんでした。めちゃくちゃかっこいい(小並感)今作一番好きなキャラです。スマブラに参戦してください。

 

戦闘

戦闘システムは新鮮でした。単調な殴り合いではなく、戦闘スタイルを切り替えられたり、武器を使ったり、マップ上のものを利用したり、派手なヒートアクションもあり、楽しかったです。雑魚との戦闘は流石に飽きてくるのでお金をばら撒きましたが、プレイ中にうんざりすることはありませんでした。

 

ミニゲーム

ゲーセンで昔のアーケードゲームを遊んだり、ミニ四駆みたいなおもちゃのレースカーでレースを楽しむポケサーなど他にも色々あり、ちょっと気分転換したい時に楽しめます。同じゲーム内で気分転換できるなんて、天才的な発想ですね。

 

まとめ

涙あり、笑いありの素晴らしいストーリーに、色々楽しませようと工夫された空間。龍が如く0は間違いなく今年私が遊んだゲームです。遊んだことがない人には是非オススメします。