ざつ

SNSで呟くには長すぎる独り言。あとで見返して作品視聴当時の自分がどう感じたのかを知るための記録

Beastars (漫画) 感想

Beastarsの漫画を最新巻(19巻)まで一気買いして一気読みしました。その感想です。

 

ネタバレあり

 

 

アニメとの違い

 アニメから入った人なのですが、漫画版だと同じ場面でもビルの印象がだいぶ違いますね!カットされてしまった細かいセリフや表情の違いでアニメよりだいぶ好印象でした。

アニメと漫画の大きな違いの一つに、詰め込める情報量の差というものもあります。Beastarsの場合、細かい世界設定などが省かれちゃったりしましたね。

アニメ2期も楽しみです。どこまでやるんでしょうかね?流石にメロン編は長すぎるからそこまででしょうかね。

 

オシャレ

Beastarsの印象はなんというかキャラがオシャレというかスタイリッシュというか、なんなら色気を感じます。特にオスのキャラに。

レゴシ、ルイみたいな細身はもちろん、シシ組ゴウヒンゴーシャなどなど、板垣さんは中年やロマングレーを描くのが上手ですね。ちなみにヤフヤは馬という時点ですでにかっこいい。

 

舞台の変更

Beastarsは学園が舞台だと勝手に決めつけていました。普通にレゴシが学校を飛び出して舞台が街になった時は意表を突かれたのと同時に、レゴシ最終学歴中卒かーと先を心配してしまいました。せめて卒業まで待てばいいのに……と思ってしまうのはあまりに保守的な考えで、レゴシみたいに突っ走れる人が幸せを掴めるんだろうなぁと感じました。

 

異種間の関係

この作品のテーマの一つですね。レゴシとハル、ジュノ→ルイ、レゴシの祖父母やメロンのご両親など。しかも年々増えて来ているだとか。正直まさか爬虫類と哺乳類で子孫を残せるところには驚きましたね!作中でも驚いていましたね。ハーフの子の孤児院もあったくらいですし、そのうち価値観が変わっていくのでしょうかね。

肉食獣が圧倒的な力を持っていて、普段抑えてる描写もいくつかありました。ふとした拍子にキビの腕をもいでしまったタオや、いちゃついている拍子に恋人のうさぎを食べてしまったライオンなど、本人らにその気がなくとも本能に突き動かされて無意識にやってしまうそうです。レゴシの祖父母は互いに肉食同士でしたのでこういった事件は無さそうでしたが、メロンの母は夫を食したとこが確定しています。今後この本能をどうするかも課題になってくるでしょうね。

 

祖先

自然動物と生命動物という祖先がいて、生命動物は自然動物と共存することで徐々に体が小さく、細くなっていって今の肉食獣になったとか。肉食わなくなったらそりゃ徐々に小さくなるよなー。

 

ルイ

ルイとレゴシの関係は、どの時点を切り取っても好きです。草食獣が好きな肉食獣のレゴシに対して肉食獣が好きな草食獣ルイ。当初肉食獣を憎んでいると彼自身さえも思っていただけに、素晴らしい対比だと思います。レゴシもレゴシで自身が草食獣フェチだとはっきり自覚しだしましたし。

ルイとシシ組の関係も最高です。それだけにイブキが惜しい。あれほどのイケメンライオンが亡くなってしまうのは業界の損失です。とはいえ彼の遺産はルイに大いに影響を与えましたね。他のシシ組メンバーからの信頼も厚いし、いい奴らです。当主になった今、流石にシシ組のボスには戻れないでしょうが、何らかの形で関係を持続していてほしいですね。

父オグマとの関係も不器用な親子って感じで微笑ましかったです。悲しいですね、オグマといい、イブキといい、ルイにとっての父親像が亡くなっていくのは。

 

テム事件

テム食ころ犯はそれまで目立っていなかったヒグマのリズ。強力な肉食獣の中でも圧倒的な力を持つヒグマです。彼は食することで友情が完成すると思い込んでいる厄介な奴ですね。自分勝手な理屈で周りに迷惑(なんてレベルじゃないけど)をかける化け物。テムに肉食獣は化け物だとか言われた際も喜んでいました。かなり質が悪いです。レゴシがルイの絆を深めた事件でもあります。

 

学園の人々

ピナとかいうこの羊好きです。生意気かわいいって感じで。

レゴシが街に出た後、出番が完全になくなるキャラもいるのは寂しいけどリアル感あっていいですね。アオバ、ビル、ドームあたりにはもっと活躍してほしいものです。

 

これ以上書くととっちらかってる記事が更にめちゃくちゃになりそうなのでこの辺で。今後も楽しみな作品ですね。