ざつ

SNSで呟くには長すぎる独り言。あとで見返して作品視聴当時の自分がどう感じたのかを知るための記録

約束のネバーランド(アニメ)感想 脱走劇

外界から隔離された孤児院から脱出する物語です。主人公らが育った孤児院は、実際は人食いの化け物の食料を飼育する施設で、遅くとも12歳までに「出荷」されます。里親が見つかったと称して出荷します。孤児院の「ママ」は人間ですが、子供たちの運命を知った上で高品質に育て出荷する飼育員です。謎に包まれた世界で、孤児院最年長の3人が策を練り、子供たち三十数人を脱走させるスリリングな作品です。

 

 以下ネタバレ注意(アニメのみ)

 

 

アニメはおそらく原作のイントロダクションを抜けたくらいでしょうか?脱出までで終わっているのでこの先どういった世界が広がっているのか、あの世界の人間の社会や化け物の社会がどうなっているのか気になりますね。孤児院という名の人間飼育場がある理由に関してはいくつか推察できます。

・化け物が勝手に人間を襲わない条件で、人間と化け物の間に取引の一つにこういった施設を儲けることになった。孤児院の子供たちはいわゆる生贄。

・人間は完全に化け物に敗れ、完全に支配下にある。全国に孤児院がいくつもあるが、人間だけの社会はせいぜい脱走に成功した少数が小さな村を作ってひっそりしてるくらい。

・実は化け物は宇宙人で、地球人数名を定期的にさらって自分らの惑星で食料として養育している。

正直、西暦があるから舞台が地球の可能性は高いのですし、本とかカメラとかもあるから別の惑星説は薄いです。かなり無理がありますが、逆に人間たちが地球を放棄し、残った地球人と宇宙人が地球に住み着いた可能性の方が高い気がします。2015年以降出版された本が見つかっていないので一応可能性あるのでは?

 

この作品はメインの3人がしっかり頭がいいのがいいところですね。謎が多いのも魅力的な部分です。いいミステリー作品だと思います。

エマは当初全員連れてくと言って聞かない理想主義者な子でしたが、結局4歳以外は置いてく決断をしました。おそらくノーマンの置き土産を無駄にしないため妥協したのでしょう。耳を切断していましたが、薬は持ち出したのか気になりますね。以前ノーマンを脱出させようとした時に薬は医務室で調達できるみたな話をしていましたが、最終回の脱走は結構突然だったので忘れている可能性もありえます。私は経験がないので何とも言えませんが、結構な出血になると思うので対策していると良いのですが。

 

気になったところ

・ところどころ作戦を練る時や、秘密を喋る時に声が大きすぎてヒヤヒヤモヤモヤしました。警戒心あるのかないのか。

・狂人顔(?)多用しすぎて衝撃が薄れました。またその顔か……としか思いませんでした。ここゾクってするところですよー感が強くてどうにも好きになれません。

 

2期も決まっているようですし、先が楽しみなアニメです。主人公らの先の展開はもちろん、あの世界がどうなっているか気になります。