恋はデジャ・ブ 感想

ループものの恋愛映画。

ニュースキャスターの主人公フィルが同僚のリタに惚れていて、ループを生かして彼女のハートを射止める物語。

全体として楽しめました。ループから抜け出せずにうんざりした主人公が人に嫌がらせをしたり、ワンナイトラブをしだしたり、果てには自殺までもすることになります。

その後、リタのハートを射止めるために彼女自身のことを学んだり、様々な技術を身に着け、人に親切をするようになります。人に親切をしまくる場面はこちらも嬉しくなりました。人が喜んでいる姿はいいものです。

印象に残ったシーン

フィルは人に親切をする中で、深夜に一人で苦しそうに歩く老人に出会いました。彼を病院に連れて行きましたが、その老人は亡くなったと聞かされます。単純に寿命でお亡くなりになられたと看護師は説明しましたが、フィルは事実を受け入れられませんでした。彼は次の巡は昼からその老人に美味しいものを食べさせたりしますが、はやりその日の夜に亡くなる運命でした。最後はいい日を迎えさせたかったのかと思うと、悲しくも立派な行いだと感じます。

いい映画でした。悪役などは存在せず、自分を磨く物語というのもいいものです。ストレスなく観れるので、そういう気分の時はおすすめです。