ざつ

SNSで呟くには長すぎる独り言。あとで見返して作品視聴当時の自分がどう感じたのかを知るための記録

モブサイコ100(アニメ) 感想

モブサイコ100(以下、モブサイコ)はギャグ基調の超能力バトルものです。ワンパンマンと同じ作者のONEの作品で、村田版の絵をベースにしたワンパンマンアニメとは別に、モブサイコはONEの絵柄のままアニメ化されています。多分最初2話乗り切ったら絵は慣れると思います。

超能力を持つ少年モブは、その力を詐欺師の霊幻新隆(れいげんあらたか)により除霊に利用されるお話。ワンパンマンと同じく、主人公は(ほぼ)無双キャラでストレスゲージが100%になると物凄く強くなります。あの世界には悪い超能力者もおり、そういった人や集団と対立しながら超能力というものの存在とどう折り合いをつけて生きていくかがテーマ(だと思う)作品です。霊幻の教えである、超能力も足が速いだと頭いいだのと同じ単純な個性の一つというのがテーマかな?面白いと思う人はハマり、そうでない人はハマらない作品です。ハマる人にはおすすめします。

 

以下ネタバレ注意(アニメのみ)

 

 

超能力も足が速いだと頭いいだのと同じ単純な個性の一つ

んなばかなwいや、突っ込むのは野暮なのはわかりますかど、発言者が霊幻ってのも巧妙ですが言わせてください。鍛えれば足は速くなるし、頭もどうにかなります。でも超能力は素質ではありませんか?この作品では感情が超能力の源だという設定ですが、感情がどうにかなれば誰でも超能力が発言するものなのですかね?しかし作者の巧妙なところはこれを口先だけのいい加減な霊幻に言わせ、彼を慕うモブに受け取らせたことです。私のツッコミは野暮も野暮です。整合性なんてどうでもいいのですよ。モブが納得し、救われた。それが重要なポイントです。物語をつくりにあたり、発言の整合性で悩むこともあるでしょうが、この発言は整合性がなくとも受け取ったキャラが納得し、それが視聴者にも伝わりました。それがすごいところです。

 

肉体改造部

最高。ただ蹴散らされる雑魚ではなく、しっかり肉体で超能力者相手に堪えたりするのが素晴らしいですね。やはり筋肉。

 

アニメーション

戦闘シーンが飛び抜けてクオリティ高いと感じました。それとあえてああいう崩した絵を描き続けるのは結構大変だったりするのか、逆に楽なのか気になりますね。ただ、目の塗りが複雑じゃないのはありがたそう。

 

主人公一味対組織、主人公一味(+以前倒した組織幹部)対さらにでかい組織。こういう展開好きです。倒した敵を取り込んでいくのは色んな作品でみますが熱いものです。霊幻が味方にすげぇ奴だと勘違いされ、それゆえに敵にも勘違いされる展開は普通に自然で面白かったです。

 

モブサイコは割りとストレスなく観れるのでエンターテインメントとしてみたい人はおすすめです。