超竜軍団長バラン、これでもくらえ! ダイの大冒険(2020)アニメ 感想2
前回の記事
まずは先にタイトルのセリフから。
ネタバレ注意です。
タイトルのセリフは竜の神殿でダイがはじめてバランにアバンストラッシュを食らわす時のセリフですが、アニメオリジナルです。原作では「アバン先生の生命を奪った魔王軍の手下なんかに・・・・・・死んでもなるもんかあっ!!!」からの「これでもくらえ」です。
なぜタイトルにあのセリフを入れたのかというと、視聴時にあまりのセンスのないセリフに驚愕したからです。問題は「超竜軍団長バラン」の部分。直前のセリフは「俺は人間の味方だ!」とかそういう感じだったと思いますが、わざわざ「超竜軍団長バラン」を入れる必要があったのか。尺や放送コードなどの事情でセリフなどの変更は大いに結構ですが、この部分はあまりに浮いていて、言及せざるを得ませんでした。
こっからいい部分、見直した部分をあげます。
クロコダインやレオナの声
前回、クロコダインやレオナの声に文句をつけていましたが、慣れてきたら不満が消えたので撤回します。特に最新話のクロコダインは良かった。
そういえばダイとポップの声にもちょっと不満を漏らしていましたね。ダイはまだまだこれから戦闘が沢山あるので期待。ポップの変わったイントネーションはあまり気にならなくなりました。大事な部分ででなきゃそれでいい。
全体として演技はどのキャラも素晴らしいと感じています。ストーリーを知っていても、そこに声とアニメーションが加わることで、違った味わいが楽しめて良い。
呪文などのCG
まだできもののように目立ちますね。ドラゴンが火を噴く場面とか相変わらずCGだなーって。前回のドラゴンとの戦闘でかなり目立っていました。重要な戦闘では勘弁してくれればそれでいいかな〜。
ついでに言わせていただくと、ペタンのエフェクトは派手にしすぎでは?個人的にはほぼノーエフェクトで良かったと思うのですが、描くのが難しいのかな。このアニメは全体的にギラギラしすぎだと思います。光る看板の多い通りみたいに。
次回予告のアニメーションは良さそうだったので、単に重要な場面に予算を割り当てているだけだと信じたいですね。
演出など
戦闘の大部分はかっこいいですが、ちょっと微妙に感じることもあります。ヒュンケル戦はダイもポップも良かった。ポップの魔法は基本はずれがありませんね。あまり粗探しをしても重箱の隅をつついている感じしかしないので、一つ微妙に感じたの例をあげるならバラン戦でダイが「お前に通じる武器はもう どんな強敵にも立ち向かっていくこの勇気しかない」で立ち上がるシーンは原作の方が好きだったな。
さいごに
文句ばかり垂れていますが、毎週楽しみに見ていますし評価しています。原作を読んでいるとどうしても原作との違いに目がいってしまいがちになりますね。先ほども言った通り、アニメでどうしても変えざるを得なくなるのは仕方のないことなので批判はできません。できるとしたら、どう変更したのか、ですね。お色気要素を全て窓から投げ捨てたのはしょーがない。直近で気になるのは次のポップの戦闘ですね。原作通りにやれるのか、それとも目ん玉くるくるにして気絶っぽくするのか。