ざつ

SNSで呟くには長すぎる独り言。あとで見返して作品視聴当時の自分がどう感じたのかを知るための記録

好きな映画TOP3

個人的に好きな映画TOP3です。それぞれジャンルが違うので、上手く順位をつけることはできなかったので順序不同です。また、内容のネタバレはありません。

 

 

・12人の怒れる男

原題:12 Angry Men

法廷・サスペンス

既に何度もみた映画です。白黒映画ですが、それが気にならないほど夢中になれると思います。映画の9割以上が一室で撮影され、回想などもない一直線に進む作品です。

12人の陪審員がある1級殺人に関して議論を交わします。大げさな演出も演技もなく、音楽も最小限。どの役者も自然な演技で派手さはないものの、会話だけでここまで見入ってしまうのは素晴らしいとしか言えません。法廷ものではありますが、陪審員もランダムに選出された素人なので、難しい話はありません。12人もいて、それぞれの特徴は徐々にはっきりしていきますので、その辺りも心配無用です。

 

 

・続・夕陽のガンマン

英題:The Good, the Bad, and the Ugly

西部劇

邦題には「続」とついていますが、これ単体で観ても問題はありません。英題通り3人の主要人物がおり、それぞれキャラが見た目も中身も個性的です。この3人の男が隠し財宝を巡って騙しあい、協力し、抜け駆けします。

ハードボイルドあり、人情あり、カウボーイ的な戦闘も、兵士的な戦闘もあります。この映画を思い返すと、演出が素晴らしい名シーンがいくつも思い浮かびます。演出やカメラワークが独特なのですが、そこが真新しさを感じるかもしれません。さらに間の取り方絶妙です。余韻に浸れる場面でしっかり余韻に浸る時間をくれるのは心地よいものです。素晴らしい西部劇であるとともに、素晴らしい映画です。

 

雨に唄えば

原題:Singin' in the Rain

ミュージカル

最初の数分で引き込まれ、最後まで楽しめるミュージカル映画

この映画をみると明るい気分になれます。ストーリーも大きく憂鬱になったり、嫌な気持ちになるシーンはありません。主人公が壁にぶち当たるシーンはありますが、この映画の雰囲気ならなんとかなるだろうと希望を持てます。1950年代のアメリカ、というかハリウッドの雰囲気が心地いいです。

ミュージカル部分は歌も名曲ですが、特にタップダンスが素晴らしい。ドナルド・オコナーの動きはまさに芸術です。名場面、名曲など賞賛する部分は多いです。マイナス点があるとすれば、一つだけ長すぎるミュージカルがあったことですかね。それでも愛すべき映画です。

 

こうして並べると新しい映画がありませんね。決して新しい映画を観ないとか、評価しないわけではありません。ただ、この3作品が好きなのです。